ベトナムジンモドキのBlog

ベトナムに約1年間住んだ大学生が綴るいろいろブログです。本のレビューなんかもときどきします。

Viet Namは面白い

いきなり更新に間が空きました、、。

バイトやら学校の手続きやらなんやらで忙しい、、というのは言い訳で、帰国してからタイムマネジメントがおろそかになってしまった気がします。

あっちではGoogleカレンダー使って1時間ごとに何するかガチガチに決めてたからでしょうか。

一応、更新目標は1週間に1回以上です。笑

 

ベトナムでのインターンを終えて1ヶ月が経とうとしていますが、早くも(?)あっちでの生活が遠い過去のように感じています。ということでちょっと思い出す意味でも、今回はベトナム生活がどんなものだったかご紹介します。

 

ベトナムが東南アジアの国というのはほとんどの方がご存知だと思いますが(1週間ラオスに行った時は友人に「ラオス?アフリカのどこか?」とのたまわれました。)、具体的には東端です。つまり南シナ海に面しています。

中国と隣で、公用語ベトナム語。実はベトナム語は漢字に変換可能です(Viet Namは「越南」。)

 

日本から直線距離で約3600km。飛行機で6時間ぐらいかかりました。もともとバスなど大人数が乗る乗り物では寝られない体質で、かつ特にやることもないので行きの機内はなかなかの苦行でした。隣の座席のベトナム人男性に英語で話しかけられ、「タクシーはVINASUNだよ!いいね?」と散々言われました。VINASUNてなんだよ。(後ほど分かります。)

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ベトナムはココ!の地図

 

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↑行きの飛行機で隣に座っていたおっちゃんが手帳に書いてくれたアドバイス。「タクシーはVINASUNだけ、ドライバーの名前を確認せよ。バスに乗るときは携帯を盗まれるから使ってはいけない」とすごい教えてくれました。いいやつ。

 

最初はホーチミンのタンソンニャット空港に降り立ちました。なにせ初めての外国だったため、「日本語が書いてない」ということが自分にとって圧倒的に新しく、しばしオロオロしていました。もちろん英語は多少勉強していました(大学の専門も英語ですし)が、案内の英語を理解するのに時間がかかりました。色々な方からお話を伺いますが、やはり皆さん「日ごろから使ってないといくら勉強してても役に立たない」とおっしゃいます。本当にその通り。

 

ベトナムの第一印象は「湿度高すぎ」。年中気温の高いホーチミンでは湿度も高め。多分「カラッとした天気」を感じることはないんじゃないでしょうか。夜11時頃に到着しましたが汗を大量にかきながらアパートメントに入りました。

 

ベトナムと言えば、バイク。車の3倍はバイクが走っています。また車線もあまりしっかり整備されていないので、交通はかなり煩雑です。1ヶ月後にハノイへ異動することになりますが、どちらもバイクの量やうるさ…音の大きさはあまり変わりませんでした。

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ベトナムに来て初めて撮影した、朝8時半頃のホーチミンの写真。いわゆる通勤ラッシュ。3秒に1回はクラクションの音が鳴ります。

 

ベトナムの首都は北部にあるハノイですが、実は南部のホーチミンの方が人が多く栄えています。「政治の中心はハノイ、経済の中心はホーチミン」とよく言われます。「天下の台所」ではないですが、日本でいうと東京と大阪みたいなもの。

すごくざっくりと特徴を説明すると、ハノイは全体的に「広い」と感じます。人口があまり密集しておらず、広い道路も多い。市内に振興発展エリアがあり、そのあたりはだだっ広い土地に超高層ビルが立ち並んでいます。

一方ホーチミンは「密集〜!」といった感じ。人の数が多く、特に1区は交通量も人通りもすごいです。日本人街もハノイは4つほどのエリアに分かれているものの、ホーチミンは1区の「レタントン通り」周辺にほぼ集中しています。

面白いことに、ハノイ人とホーチミン人でも割と明確に容姿や性格などに違いが現れます。

 

ハノイ人は基本的にプライドが高いが一度気を許すとすごく良くしてくれる。

ホーチミン人は逆に初めての人でもあまり壁を築かず天真爛漫。

 

まさに東京と大阪!ホーチミンは常夏で、冬があるハノイよりも生きるのに苦労しないからこういう性格になるのでは?という意見も。

女の子がどちらがかわいいかは人によって判断が分かれます。両都市に行った日本人同士なら定番の話題になります。

 

先でも触れましたがベトナムでは交通が非常に煩雑で統一性がないため、日本人が自家用車を持って運転する、という例はほぼありません。車は持っていても基本はベトナム人ドライバーを雇います。

観光客や駐在員の方々が足として使うのはタクシーです。何より安いのが魅力!初乗り運賃は小さい4人乗りであれば6000ドン(約30円)で、1メーター2000ドン(約10円)が普通です。まして密集しているホーチミンであれば、移動距離もたかが知れているでしょう。

ただし、利用するタクシー会社には注意が必要です。日本でタクシーによってすごく高い運賃を請求されるのと同じように、中には悪いタクシーが存在します。

 

ホーチミンでは「VINASUN TAXI(ビナサンタクシー)」か「MAILINH TAXI(マイリンタクシー)」を利用すればまず外れることはありません。ごくたまに運転手によってはわざと遠回りをしたりすることがありますが、よほど地理に詳しくなければ気づくことはできないでしょう…。

タクシー料金をめぐって日本人が運転手ともめた事件、なんてのも今年初めに発生しています→

http://poste-vn.com/daily-info/日本人旅行客ホーチミン市の真ん中でタクシー運転手と大げんか-3670

 

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↑ビナサンタクシー。

 

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↑緑色の車体が特徴的なマイリンタクシー。中には白いのもあります。

 

そうです。飛行機内でベトナム人がしきりに言っていた「VINASUN」とはこのことだったのです。まさに正解を話してくれていましたね。感謝。

ホーチミンではほとんどのタクシーがこの2社のもののため、「なかなか見つからない」ということはあまりありません。ただし空港ではなんかよく分からない()会社のタクシーが非常に多いので苦労するかも。筆者はこれまで100パーセントの確率で高いタクシーを拾ってしまっています。これに関しては対処法がわかりません、、。

 

ハノイではVINASUNがなく、代わりに「TAXI GROUP(タクシーグループ)」が多いです。マイリンはあります。タクシーグループは少し割高ですが、サービスは問題なし。一度家族がタクシーグループの車内にスマホを忘れてしまい「返ってくるか絶望的」と言われていた中、なんとドライバーが返しに来てくれました。

 

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↑TAXI GROUPのタクシー。青・赤・白の車体が目印です。

 

ただしハノイはタクシー会社の数が多く、マイリン・タクシーグループ限定で探すとなかなか拾えないことがあります。特に雨の日など。どのタクシーも基本的に大外れすることはないですし日本円で計算すれば大した額でもないので、最悪なんでもいいです。元も子もない発言ですね。

 

ちなみに中部のリゾート地、ダナンはビナサン・マイリンがちゃんとあります。ホーチミン型。

 

タクシーのメーターは「000」を省いた数字で表示されています。「8」なら8000ドン、「24」なら24000ドンです。24ドン払って笑われることがないようにしましょう。ちなみにベトナム貨幣の最低額は100ドン札なのでそんな現象は起こりえません。

 

さて、指が疲れたので今回のベトナムの思い出はこれぐらいでおしまいにします。できるだけ初めての方でもベトナムを知っていただけるように書きましたがいかがでしょうか?行き当たりばったりで書いているので統一感はありませんが、次回以降もこんな感じで思い出しながら書いていきたいと思います。もしご質問などあれば受け付けます。

 

日本に帰国後、日々感じるのはびっくりするぐらい自然に「日本に慣れてしまった」ということです。23年間のうちの22年2ヶ月は日本にいたわけですから当然といえば当然なのですが、やはり少し寂しい気がします。向こうではクラクションの鳴らない交差点などなく、「ああ、日本では違和感満載なんだろうなー、、」と浸ってたりしたもんですが、逆にうるさい交差点というのが変な感じがしてきています。

 

「日本の環境を当たり前だと感じ直してしまう」ことが何より自分が恐れていることなので、そんなことがないように頑張ってあっちにいた時の感動を忘れないようにしたいですね。

 

では、続きはまた次の機会に。